去年の9月頃に入手し、直ぐ死にました。その後ある程度落ち着いてから再度入手
プラチナレッドテールダンボ
プラチナモザイクダンボ(メスはXモザイク Xモザイクタキシード)
ダンボはどんな個体?
簡単に言うと 胸鰭を大きくする遺伝子
だと思います
胸鰭を黒くする遺伝子ではないということを付け加えておきます
この根拠が後ほど出てきます
プラチナレッドテールダンボについては直系のまま維持しています。
プラチナモザイクダンボはダンボ同士では産仔せず、ブルーグラスと交配しました。
なぜ掛からないのか!?
いろいろと考えてはみましたが...
一つ考えられるのはゴノポジウム
ハイドーサルやFaにもみられますが多少伸びやすいです。
ノーマルでも伸びル個体はいますが、ダンボは比較的伸びているように感じます。
ブルーテールタキシードハイドーサル
針がしっかりしています。
プラチナレッドテールダンボ
ちょっと伸びてるように見えませんか?
雑誌にも書いてあったような気もしますが...資料画像として
もう一つは大きな胸鰭
なぜ大きな胸鰭が考えられるか
方向転換に鰭を用いホバーリングのように一定の層をいる時、魚は胸鰭をバタつかせています。
ある日メスに近寄るときにオスがまだ完全に近寄る前から胸鰭が邪魔をして交接出来ていない場面を目撃しました。
これがその考えの根拠です。
ダンボ同士の交配ならメスもわずかながら胸鰭は大きくなっています
特に直系の個体はオスもメスも尾筒の長さが短い個体がいたのでなおのこと尾びれと胸鰭が近く、オスが泳いだ時に鰭に邪魔をされ上手く出来なかったのではないかと考えています
掛かりにくいだけで掛からないわけではないので運が良ければ?子供はとれます
プラチナレッドテールダンボが良い例です。ダンボ同士掛からなかったらこの系統は消滅しています
プラチナモザイクダンボは極度の寸胴だったので掛からなかったのではないでしょうか
プラチナモザイクダンボ♂×ブルーグラス♀
プラチナモザイクダンボ♀×ブルーグラス♂
どちらも子供が取れました
ですから生殖能力がないわけではありません
一番本題に入ります
ダンボの中でもほとんど透明な個体はダンボなのか?それともただノーマル(非ダンボ)なのか?
ダンボ以外の黒い色彩の胸ビレはダンボ?
軟条に注目してみました
全て非ダンボ
これはノーマルです
胸鰭が黒いタイプです
シンガーブルーブルーテール
軟条は1から2の間隔が広いように感じます
端にいくに従って2つに分かれてます
レッドグラスハイドーサル
シンガーブルーグラスハイドーサル
この個体に関しては上の伸びが足りない
ドイツイエロータキシード
少し大きめです
タキシードは少し大きめになる個体が多いような気がします
全ての個体がこのようになるとは言えません
非ダンボは個体によって様々ですが、タキシード系の大きめになる胸ビレは軟条の間隔が狭く感じられます
恐らく伸びてるために狭くかんじるのではないかと思います
ダンボ個体
ほとんど透明個体
非タキシード
プラチナレッドテールダンボ
胸鰭の高さや幅があります
1から2の軟条の間隔が狭めになっています
2から先が伸びているのが分かります
非ダンボだったはずが、タキシードは胸鰭を少し伸ばしているのが分かります
タキシードはなんらかの影響があるのかもしれません
非ダンボの非タキシードは軟条の間隔も広く、胸鰭をもう一伸びしません
非タキシードでありほとんど発色のないダンボは、胸鰭の伸びる個体は軟条が1度分岐して2つ目の分岐後に
さらに伸ばしていることが分かります。
分岐の仕方も早いような気もします。
恐らくダンボ遺伝子による作用だと思います
ではタキシード系のダンボは??
表現はネオンタキシードダンボ
遺伝子はブルーグラスモザイクタキシードダンボだと思います
逆光で柄が見えます
これはプラチナモザイクダンボ♀とブルーグラス♂のF1です
メスの遺伝子はXモザイクとXモザイクタキシードになっていました
F1はほとんど大きくならなかったにも関わらずこの個体はF1からダンボ
軟条も3つに分岐しています
タキシードによる作用と色素によって大きくなったと考えています
次もご覧ください
これはプラチナレッドテールダンボ
鰭が前回より黒くなっている個体
ダンボになっています
色素が少ないときよりも多いほうが胸鰭が大きくなるのが分かります
3つに分岐しています
ほとんど発色のないダンボの中にも常染色体優性のシングル、ダブルがあると思います
プラチナレッドテールダンボはダンボ同士交配して大きいのとそこまでは大きくないのがいます
恐らくシングル
これがダブルかと
上記のようなあまり発色がなくそこまで大きくなくてもダンボが出ています
ほとんど発色のない親(写真の兄弟)から捕った子供がこれです 先ほど載せたこの胸鰭が子供です
写真では軟条が分岐し真ん中が巻いています
ダンボダブルだと思います
上から見ると伸びているのがわかると思います
ほとんど無色だから黒い発色はしないということはないというのが理解できます
黒くないなら色付きを選別していけば、このように黒い色が入ります
真っ黒になればもっと大きくなりますよ
プラチナモザイクダンボ親がそうでした
これはレッドグラスダンボ ダンボF2
パタパタしているのですが、上手く撮影出来なかったので折り畳まっている胸鰭になりました
上記のレッドグラス系統から作ったまだ3ヶ月個体です
ダンボと交配して胸鰭の伸びが変わったのが分かります
以上のことから
ダンボはほとんど色素の発色がなくても一様伸びるが、肉眼では確認しにくい
ダンボは黒っぽい色素(メラニン色素?)と一緒になるとより大きくなる
タキシードとも相性が良い
黒い色彩だけではダンボとは言えない
黒い胸鰭だとダンボはより大きくなりますから、最後の 黒い色彩だけではダンボとは言えない というのは当然のような気がします。
胸鰭の伸び方は軟条が2つに分岐しさらに分岐して伸びていく
こんな感じが私が考えたダンボかなと思います
コメントは自由にどうぞ
最後に一言
レッドグラスダンボ
きちんとレッドグラスになってるじゃないですか!!とテンション上がりました
実はF3も取れました
楽しみです^^